林野庁にお声掛け頂き
違法伐採を考える国際シンポジウムに
パネリストとして参加してきました!
世界から専門家の方が集まり
プレゼンテーションが為され
同時通訳を通して
皆さんとディスカッション…
先日制作した
みどりの感謝祭でのモニュメントの骨組みなど
仕事柄木材を使うことはあっても
違法伐採については
大学の授業で学んだ程度の知識の私が
専門家の皆さんと同じ席に着くなんて…!!
とっても
ドキドキだったのですが
一緒にお仕事をする
建築関係、インテリア関係の方に伺ったお話や
違法伐採問題に対する自分の認識などを
消費者に近い目線の立場とのものとして
お話させてもらいました!
同時通訳を聞きながら
皆さんの意見を理解し考えるのは
とても難しかったのですが
なんとかディスカッションに参加して
投げかけて頂いた質問にもお答えすることが出来ました!
さらに
"違法伐採を消費者に意識してもらうアイディア"
をディスカッションしている時に私が
"道徳の授業などで取り上げて幼い時から違法伐採問題を考える教育をする"というアイディアをお話したことを
ご一緒した先生方に褒めて頂けて
とても嬉しいです!
ただ
今回のシンポジウムでは
違法伐採問題について
衝撃的な事実がたくさんで!
まず
合法伐採木材であると認定されている木材以外は
限りなく違法伐採木材である可能性が高いということ!
学校授業で映像をみてショックをうけた
熱帯雨林の破壊
あれは遠くの国で起きていることのように感じていたけれど
本当に自分の身近の木材は
あのショッキングな現場から運ばれてきた木材の可能性がとても高いのです…
でも
全ての木材が悪いんだと木材を使わなくなると
日本の林業が衰退し
ちゃんと人の手が入っていた森が荒れてしまうので
合法伐採の木材や
日本産の木材
森林の管理のために伐採された間伐材を
"選ぶ"ことが大切なのです!
逆に
これらの木材を"選ばない"=他の国の大切な森を"盗んでいる"
ことになる…
さらに
一番驚いたのは
違法伐採で得たお金が
テロ組織の資金源になっていることもあるということ!!
合法伐採された木材以外を買う=テロ組織へ寄付している
というお話を聞いて本当に驚きました…
違法伐採は
消費者が
買わなくならないと根絶は不可能なので
この恐ろしい事実をもっと多くの方に知ってもらいたい!
そして
この問題に向き合ってほしい!
日本の先進国の中でも緑が多い素晴らしい環境を
他の国から緑を盗んでおいて…
なんていう状況は悲しいし
2020年東京オリンピック・パラリンピックにむけて
世界中からたくさんの方々が来て
そんな皆さんを
おもてなしする空間をつくる木材が
国際的ルールに反していたら
とても恥ずかしいことだし
そんなおもてなしは世界の方々に失礼になってしまう!
ちゃんと世界の方々をおもてなし出来るように
違法伐採問題を遠い国でおこってることなんて思わず
考えていかなくてはと思いました!