"チームラボ 踊るアート展と、学ぶ!未来の遊園地"をみに
科学未来館へ!!
入り口の
黒いカーテンを抜けると
そこは…
咲き乱れる花に埋め尽くされた世界!!!
あまりの美しさに
思わずため息が…♡
”花と人、コントロールできないけれど共に生きる、そして永久にーTokyo”
花の通路を抜けると
鏡に囲われた無限に広がる空間へ…
1時間を通して
東京の1年間の花々が移り変わっていく
花々が生まれ、成長し、つぼみをつけ、花を咲かせ、やがて、散り、枯れて、死んでいく…
誕生と死滅を、永遠と繰り返し続け
さらに、見ている私たちの動きでいっせいに散り、またいっせいに咲き渡る…
永遠と変容し続け、今この瞬間の絵は、2度と見ることができない
なんだか
桜吹雪や見た時の切なさや
新緑の芽吹きを見た時の高揚感を覚え
まるで生命の儚さ尊さを表現された空間に感じました!
”自然と人間は、対立した概念ではなく、心地良い自然とは、人の営みも含んだ生態系なのであろう。そして、近代とは違った、自然に対して、人間が把握したり、コントロールしたりできないという前提の自然のルールに寄り添った人の長い営みこそが、この心地良い自然をつくったのではないかと思える。コントロールできないという前提の下での、自然への人為的な行為とはどのようなものなのか、そしてそれらは、何か、未来のヒントになるのではないか…”
私が歩く足下で散りまた咲いていった花々の姿と共に
説明にあったこの文がとても心に残りました!
次に目に留まったのはこちらの作品
"生命は生命の力で生きている"
「生きること」を肯定する生命の賛歌
”自然の恵みも脅威も、そして文明の恵みも脅威も、連続的で、つながっている。どこかに絶対的な悪意があるわけでもなければ、かといって綺麗ごとでもすまされない。もはや、わかりやすい解などないし、感情すら整理できないかもしれない。それでも、あらゆる状況においても、生きる、それを全部肯定したい。生命はうつくしい。”
不変的に連続して流れる時間
どんな奇跡も不条理も
すべて生命の繋がり…
新しく公開された
”増殖する生命”
と共に
美しく
変化し続ける
映像を見つめながら
”生命”について
壮大な思想が広がりました!
そして
今回のアート展でわたしが一番はまった展示
文字に手を触れると、その文字が持つ世界が立ち上がる
"世界はこんなにもやさしく、うつくしい"
上から降ってくる文字が手に触れ
手の甲に文字が映ると
その文字がもつ世界が表れ
世界を創っていく…
なんだか
魔法使いになった気分で
すっごく楽しかった!!
自分が文字から咲かせた花に向かって
文字から生まれた蝶が飛び
風の文字に触り
風が吹けば咲かせた花が散る…
文字から生まれたものたちは
世界の中で、互いに影響し合っていく
言葉に触れることをキッカケに
世界が創造される
言霊の力を目にしているようでした!
”世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う”
こちらの作品では
伊藤若冲の作品をモチーフにしており
私は山種美術館で実際に 「樹花鳥獣図屏風」を見たことがあったので
あの絵の中の動物たちが
愛らしく動く姿に大感激でした♡!
"巨大空間を飛び回るカラスは、あなたを浮遊させ、散って花となる"
光の八咫烏が空間を飛び回り
その軌跡が光跡となり光の空書を描く
烏が空中を互いに追い合い、花となって散っていく…
この映像が
写真にも収まりきらないほどワイドに広がり
分割して配置されたパネルから流れている
分割された視点なのに
3Dの映像見ているような
迫力と躍動感
あの世界を見ているというより
あの世界の中にいる
そんな感覚を覚えました!
途中の説明パネルにあった
"近代以前の知、古来日本の空間認識"
昔の日本人は世界が、日本画のように見えていた…
絵を見ながら、絵の中に入り込めた…
実際、人間の目は写真や遠近法のように見えていない…
これらの説明を実体験出来ました!
"現代社会においては、写真や実写の映像などが溢れすぎていて、世界をあまりにも写真と同じように認識してしまい、それゆえに、人々は世界を、自分がいる場所とは違う世界であるようにふるまってしまうのではないだろうかと。そんな風に思うのです。"
いつも
この景色を忘れたくないと
必死に全てを写真に収めようとしていた私に
この言葉は刺さりました…!
確かに私たちには
真横にいる物のみならず
真後ろにある物も空間認識をする
写真や映像の枠の中にしか見えない感覚で縛り
その空間認識の感覚を無意識なものにしていたなと思いました!
もっと本来
日本人として
自分が持っているはずの空間認識を研ぎ澄ましていきたい
こちらの文章を読み
強く思いました!
"学ぶ!未来の遊園地"は
あまりのちびっ子の多さに参加することは出来ませんでしたが
子どもたちが
それぞれがクリエイティブな感性を開花させながら
遊んでいる様子を見て
こんな刺激を受けて育つ今の時代の子どもたちは
これからどんな世界を作っていくのだろうと
ドキドキしました!!
充実の展示で
とっても楽しかった!!!
ただひとつ
とっても残念だったのが…>_<…
こちらの新しい展示
”Floating Flower Garden - 花と我と同根、庭と我と一体”
が別の場所に展示されていたとは知らず
見れなかったこと…>_<…!!!
”人の動きに合わせて浮遊する生きた花々が、空間に埋め尽くされた庭園。
鑑賞者が、花が埋め尽くされている空間に近づくと、鑑賞者の近くに浮遊している草花は、一斉に上がっていき、鑑賞者中心に半球状の空間が生まれる。つまり、空間は花に埋めつくさているが、常に鑑賞者中心に半球上の空間が出現し続けるため、鑑賞者が自由に動き回ることができる。複数の鑑賞者が互いに近づくと、ドーム空間はつながり、一つの空間になる。
鑑賞者が、花の中に埋没し、庭と一体化する庭園。"
チームラボが生み出すお庭
体感しておきたかったー…>_<…
とっても残念でしたが
全てを経験出来なかったからこそ
チームラボの作品、次も必ずみたい!!と強く思いました!!
感性が刺激された楽しい時間でした♪( ´▽`)