私がミス日本グランプリになれた理由 2

コンテスト当日…
 
一番過酷といわれる
水着審査
 
 
30分以上の時間
全テレビ局と世界のテレビのカメラを向けられて
50人近い審査員
100人以上のお客様の前で
水着姿で立ち続け
 
一人ずつ
センターマイクの前で
並べられたカードから自分で一枚を選び
そのカードに書かれたお題を
その場で
1分間スピーチをする…
 
 
ここでは
プロポーションをチェックするだけではなく
守るもの(お洋服)がない不安な状態で
いかに自分の体•心•言葉に
自信が持てるか
 
そして
問題には難しさレベルがあるのですが
その子の引の強さ
というものも
見るのだそうで…
 
私はこのことを知ってから
このステージでちゃんと自分の言葉で話すために
自分の体にも少しでも自信を持てるようになろうと
半年間、炭水化物を我慢し
必死にミス日本式ダイエットに励みました!
 
コンテスト前
もちろん鏡に映った絞られた体も自信に繋がりましたが
 
最後のミス日本式ダイエット指導の日に
先生に“鈴木さんが一番通いましたね”と声をかけてもらい
 
私、これだけ頑張ったんだ
という経過が
何より私の背中を押してくれ
 
緊張で足が震える中でも
ちゃんとステージに上がれたのだと思います
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そして私がカードを引く瞬間
奇跡が起こりました
 
 
私が引いたカードのお題は
『日本の尊敬する歴史上の偉人を、尊敬する理由と共に答えよ』
というものでした
 
他の女性の社会進出問題や
原発の賛否などに比べても
とても答えやすい問題を引き当てましたが
 
私は理系出身で
もう何年も日本史を学んでいなく
 
もしあの出来事がなければ
真っ青になって焦ってしまっていたと思います…
 
 
 
その
『あの出来事』とは…
 
 
コンテストより半年前
私がミス日本ファイナリストになってすぐ
 
事務局からお知らせを頂いて
ミス日本OGで日本画家の中村先生の作品展を見に行きました
 
その作品展のテーマが
 
『日本童話と偉人』
 
だったのです!
 
 
40点近い絵画と
その絵画に書かれた物語が並んでいる作品展でした
 
そしてその中で
とても心惹かれる人物の作品に出会いました
 
 
 
半年後
 
ミス日本コンテスト前日
前夜祭審査という社交性をチェックされるパーティーがあり
100人以上のお客様がいらっしゃるパーティーに参加します
 
その時
私は、ばったり中村先生にお会いし
先生の作品にいた心惹かれた人物のお話をしていたのです…
 
なので
 
実はここで
 
次の日のコンテスト水着審査スピーチのリハーサルが出来てしまっていたのです!!
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そうして次の日
コンテストのステージで
なんだか誰かに耳元で教えてもらえているかのように
すらすらと
自分でも満足いくスピーチ出来ました!
 
 
その私がお話した
人物は
 
第一回目のロサンゼルスオリンピックで馬術の選手だった城戸俊三さんという方です
 
城戸さんは、レースでゴールまであと少し
このまま行けば入賞確実というところで
愛馬の様子がおかしい事に気付きました
そしてその瞬間
馬を降り抱きかかえるようにして
レースを外れたのです
その姿に観客は一斉に拍手をし
全米を感動させました
その後
『城戸が選んだのは勝利の喝采ではなく慈しみの心であった』と書かれた
記念碑が立ったという
お話をさせて頂きました
 
そして最後に
 
私は
自分のここ一番の時
いざという時に
周りに心を配ることが出来る
その心こそ
慈しみの心だと思うので
私も城戸俊三さんのような方になれるように精進したい
という思いを伝えました
 
 
こちらが私が答えた
4つのスピーチが入った動画です
 
 
このお話をしている瞬間
バラバラだったいろんな出来事が
ステージに立っている私に
全てがぶぁーっと繋がるような感覚に
ずっと鳥肌が止まりませんでした
 
 
そして
2013年度のコンテストテーマが
『慈しみの心美人』だったこと
 
さらに
私はコンテスト中
正面の審査員の方を見ると緊張してしまうので
半年間一緒に頑張ってきた仲間の方を見ていたのですが
他のファイナリストたちの話を笑顔で頷きながら聞いていた私の姿が
城戸俊三さんの話とリンクして見えたと
後ほどコンテストを見にいらしていた方に教えて頂き
 
私の頭の中で把握出来ている所を超え
まったく無意識の部分にまで
繋がっていた
 
この実体験をしたコンテストの日から
 
私は
何気ない毎日のひとつひとつの出来事は
必ずいつかの自分に繋がるんだと
身をもって確信しました
 
そして
あの日からまた私の毎日が変わりました!
 
こう振り返ってみると
 
私は本当に周りの皆さんとのご縁に恵まれ
たくさんのアドバイスとヒントをもらい
そのひとつひとつが繋がって
ミス日本グランプリになれたのです
 
なので
私が自分のチカラで勝ち取った訳ではないのです
 
ファイナリストのみんな
誰もがグランプリになれました
それだけ努力していました
 
 
その中で私は本当に
ご縁に恵まれたラッキーガールだったのです
 
 
ミス日本グランプリになってからも
まさかのご縁で
国土交通省の全国都市緑化フェアで庭園をプロデュースさせてもらえたり
今でもミス日本の頃のご縁で
グリーンのお仕事やモデルのお仕事をさせて頂いて…
 
ミス日本では
ファイナリストになった時から
何度も自分のターニングポイントのチャンスをもらい
1年半で
たくさん学んで
体験して
成長させてもらいました!
 
貴重な体験から感性を磨きたい
という動機でポストに応募用紙を投函した
 
あの時想像していたものを遥かに超える
それほど素晴らしい経験をさせて頂きました!!
 
それでもまだまだ未熟な私では
今はそんなご恩を下さった皆様に
何も恩返しすることは出来ませんが
一番初めのブログに書いたように
いつか頂いたご恩を次の世代に何か繋いで行く
そんなご恩送りが出来るよう
これからも頑張って行きたいと思います!!
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